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日常とか感想とか。 九割九分ネタバレで構成されてます。 CPトークもどっさり。
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魔神の笛面白いなあ。
ていうかマップが広すぎる!
これシリーズ最終作とかなったらRPG並のマップになるんじゃないか^p^



あとポケモンはポケスロンが地味に面白い。
でもスティールフラッグがキツすぎる・・・。
トロフィー獲得のためとは言え50本も取れる気がしない・・・。
スマッシュゴールとかテクニック系の競技はおしなべて苦手です。




他ジャンルばっかだとアレなんで続きに童話パロ小話。
十万だよ!









崩壊する童話5題(配布元:確かに恋だった様



5.魔法が使える人魚姫(前編)
やっぱり準がお姫様だよ!





ある嵐の夜のことです。

荒れ狂う海を悠々と散歩する人魚姫の前に、一隻の船が現れました。
舵も効かず、ほとんど難破寸前の船を人魚姫が何の気なしに眺めます。
と、船の上から一人の人影が海へと落ちていくのが見えました。
何だか船上で慌てた声が聞こえましたが、波に飲まれて遠ざかってしまいます。

人魚姫はため息を一つついて、海に潜っていきました。





準「ええぃ、何で俺がこんな事を・・・・・・!」


落ちた人間を引っ張り上げて、人魚姫が浜辺を目指します。
移動している間に空はすっかり白んできていました。


準「まったく、水中で呼吸もできない種族が海を渡ろうとするな!」


横暴なことを言いながらも面倒見のいい人魚姫はやっとのことで浜辺に辿り着きます。
人目がないのを確認して、人魚姫はその人間を波の当たらない場所に投げ出しました。
すっかりベショベショのボロボロになってしまっていましたが、どうやら上流階級の人間のようです。


準「まあ、運が良ければ誰かが見つけるだろ・・・。」


今頃お付きの人間なんかも血眼になって探してるだろうしな。
そう考えて人魚姫はさっさと海に戻ろうとします。
が、しばらく考えた後、ピョコピョコと戻ってきて近くに転がっていた棒を砂浜に突き立てました。
同じように転がっていたボロボロの布きれを棒に巻き付けて、即席の旗を作ります。


準「・・・・・・まあ、これでちょっとは目立つだろ・・・。」


世話焼きな人魚姫が満足したように頷いて、今度こそ海に戻ろうとします。
が、やっぱり少し考えた後戻ってきて、近くにあった無人の小屋にピョコピョコと入っていきました。

しばらくして戻ってきた人魚姫は、埃っぽい薄汚れた布を持っていました。


準「・・・・・・・・・まあ、こんな所か・・・。」


人間の体に布を被せて、風で飛ばないように転がっていた石やら何やらで固定します。
ちょっとは海風をしのげるだろう、人魚姫はしばらく人間を見下ろした後、今度こそ海に戻りました。


準「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。」


戻りましたが、岩の陰からじっと見守っていました。
そんな人魚姫の思いが通じたのか、やがて一人の少女が通りかかってその人物を介抱します。
人魚姫は大きく息をついて、今度こそ海の奥深くへと戻っていきました。










それから一週間後。
人魚姫は海上に突き出た岩の上にぼんやりと座っていました。
あの日以来、何だか気になってあの人間を助けた場所に足を(ヒレを?)運んでしまうのです。

と、遠くに大きな船を発見して、人魚姫は慌てて海に潜りました。
王族が乗るような立派な船に、もしや、と人魚姫は目をこらします。

近づいてくるその船を見上げれば、甲板に以前助けた人間が立っていました。
・・・何だアイツ、結局助かったのか・・・・・・安心するように息をついた後、人魚姫は慌てて頭をブンブンと振りました。


準「別に俺は人間の一人や二人、どうなろうと・・・・・・・・・!」


 

意地を張る人魚姫の視界の端で何かがきらめきました。
船の上に立つ人間の手から、何か小さなものが落ちたようです。


準「・・・・・・・・・・・・?」


それが海に落ちたのを確認してから船を見上げれば、人間がなにやら慌てているようでした。
船上で人間たちが集まって騒いでいるようですが、波でどんどん流されてしまいます。
船が完全に視界から消えたのを確認して、人魚姫は海の中に潜りました。

海の底へ底へと潜っていき、魚たちの情報を聞きながら人魚姫はようやくその落とし物を見つけました。


準「・・・指輪?」


どうやら値打ち物らしいそのアンティークな指輪に、人魚姫が考え込みます。
うんうんと唸っていた人魚姫でしたが、あの人間の慌てていた様子を思い出して、とうとう意を決したように陸を目指しました。

 

 

浜辺に人気のないことを確認して、そろそろと陸に上がります。
人魚姫は自分の魚のような足に手をかざしました。
ぽんっ、と煙が立った後、現れたのは人間のような白い足でした。


準「ん、まあこんなものか?」


ぱたぱたと動かしながら動作を確認します。


準「・・・あとは服か。」


人魚姫が今度は自分の体に手をかざします。
本で見たような人間の服を念じながら、人魚姫は手の平に魔力を込めました。
またもぽん、という音がした後、人魚姫はヒラヒラとした服を体にまとっていました。


準「ヒレがあっても着れていいな、この服は。」


人魚姫が感心したようにスカートの裾をぱたぱたとはためかせます。

 


そうして、人魚姫は単身人間の世界に乗り込むのでした。

 
 

【つづく】 


 

また続き物かよ!
そんな童話シリーズラスト。


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